残業で疲れて帰る道すがら。コンビニの一番目立たない場所に置いてあった、わけのわからん商品に手を出してしまうぐらい、俺は疲れていたみたい。
▲一体どういうことなの……
まさかの春雨である。「やきそば」を謳ってるくせに「春雨」である。頭おかしいシリーズでなおかつヘルシーさもアピール(219kcal)しているあたりが、新しい。
しかも「ペヤング」ではなく「ピーヤング」である。パチモンなのだ。ピーヤングブランドには、他にもキムチとかがあったような気がする。
▲ビニールを剥がすと、いつものフタが登場。
他のカップ焼きそばと同じく、お湯を入れて3分である。しかも、焼きそばを謳ってるので、お湯はやはり全て切るようである。
▲中身。左半分には見慣れないブツが。
蓋の中身には、袋に入った春雨と、かやくと、ソースが入ってました。春雨はさすがに袋に入れないと搬送の段階でボロッボロになっちゃうだろうから、ということなのだろう。蓋に記載された線まで蓋を開けて袋から取り出した春雨を入れようとしたが、少々入れ辛かった。改善していただきたいポイントである。
▲お湯を切った。
お湯を切った。すると、そこに存在するのは春雨と申し訳程度の野菜。これを今から食うっていうのか……
いつものカップ焼きそばでは、お湯を切る際に麺の独特な香りが漂ってくるのだが、今回は春雨である。あまり美味しくなさそうな香りがキッチンを包む。
▲ソースを入れてかき混ぜて、完成。
ソースを入れることで、一気に食欲が増してきた。あら、なんだかおいしそうじゃない。
パッケージには、塩こしょう味と記載されていたが、醤油の香りも楽しめる一品となっている。普通にうまい。219kcalという点も、お腹が気になる紳士淑女にとっては嬉しいポイント。
ただ、相変わらずコンビニでは200円オーバーということで、いいお値段である。こういったネタ系(及びそれに近いもの)は、しばらくするとドン・キホーテなどにて安価で投げ売りされていたりするので、そこを狙ってみるのもいいだろう。
さて、ここからは皆様お待ちかねの勝手にトッピングコーナー。美味いかどうかは置いといて、とりあえずガンガンいろんなものを入れてみるという中学生みたいな発想により行われる所業である。
まずは、焼きそばと言えば揚げ玉だろう!ということで、揚げ玉を入れるプレイ。ただ、ちょっと待ってほしい。これ、春雨だぜ?
▲揚げ玉春雨になってしまった。
まぁ、本商品が焼きそばなのか春雨なのかの定義がイマイチはっきりしていない中、焼きそばと見做して揚げ玉を入れてみたわけだが、これはこれで美味いのではないだろうか。
ただ、スープではない焼きそばスタイルの春雨であり、どうしても乾燥してしまう。乾燥すると、春雨って一つにまとっちゃうのである。しかもそこに揚げ玉なんか入れると余計に水分を奪われてしまう。そうすると、想定される結末としては、かやくと揚げ玉が混ざったようなものが最後に残る、というものである。ま、そんなもんか。
次。
▲気持ちだけ投入。
ワサビではなく柚子胡椒である。これまで数多のゲテモノ系焼きそばを窮地から救ってきた柚子胡椒であるが、今回は別に本商品が不味くて仕方ないというわけではないので、投入を控え目にした。そもそもチューブの残りが少なかったというのもあるんだが。
やはり柚子胡椒は万能で、美味い。醤油味のものにはやはり合うのだろうか。
さて、これで終わりにしておけば幸せだったんだが、今回もやってしまった。
▲えっ
やってしまった。思わず一味を大量にぶっかけてしまった。
▲なんか違う食べ物になってるしー!
昔大学の近くにあった中華料理屋で、定食に対して「カラメ」とオーダーするとメイン料理が激辛になって登場するというオプションがあり、春雨定食でその呪文を唱えたときに出てきたものに似てるな、と思った。
最後、春雨は食い終わったのだが……
▲やっぱり残ってしまったー!
想定どおり。
今回の試食およびトッピングにて得られた知見としては、このピーヤングの春雨を食う場合、柚子胡椒をトッピングする程度が一番美味しく幸せにいただけるということだった。もう一回買う?と聞かれると……うーん、やはりドンキで投げ売りされてるときに気が向いたら、かなぁ。
なんだ今日の日記。おやすみなさい。